なにかの依存症がある時、普段は我慢ができているのに我慢できなくなる時の状況を表したHALTの法則というものがあります。
なんかいつか書いたこともありますが、それぞれ頭文字を取ってHALT(はると)と言っています。いろいろな依存症について言える法則なんですが、今回はお酒の話。

この度お酒を飲んでしまっているのですが、状況が違っているのでなんか参考になるかなと。この度の出来事は「A」のangry(怒り)です。怒っているとむしゃくしゃしてお酒が飲みたくなるという状況。
このときは普通に買って飲むつもりだった。けれどその飲む前に奥さんと言い合いになりアングリー状態が勃発。飲んで言い合いすると本当にろくな事がないので、一段落するまでは飲まなかった。
飲んで言い合いすると全部酒のせいにされる。酒は悪くないんだ!酒に罪はない!と言いたい。酒は喋りませんから。それとチューハイの紹介もします。
怒り状態の酒の味
そんな酒のスタートでしたが、こういうHALTの法則の状態で飲む酒はどうなのかと言うとはっきり言えば美味しくは無いですわ。
後味が悪いというか、結局酒に逃げているみたいなちょっと敗北感があるのも特徴ですね。酒は悪くないんですけど。
飲みたくなるというか飲む予定だったから飲んだんですが、気分は大事な要素ですよね。どんな娯楽品も自分の気分が良いときにするのがもちろんいいに決まっています。
あーあみたいな状態で飲み始めて、酔いが回るのは30分程度です。そうなってくると怒りも徐々にどっかにいってしまいました。よくよく考えてみると怒りがどっかに言ってしまっただけで何も解決していないわけです。
酒はいいやつだが解決はしてくれない
まぁそこは分かっているんですけどね。酒はいいやつなんだけど、何かを解決はしません。これは期待してはいけないことです。
解決してくれるのは精神状態くらいですね。このHALTの法則は自分で解決が難しい状態を何か他のものへ転嫁する精神傾向を表していると思います。
厳しいです、酒氏は。
ここからわかることはHALTの法則から始まった酒は単なる入り口になっているだけで、HALTの法則のHALTそのものは解決しません。
それと本当に関係ないですが酒を選ぶときに気づいたことがありました。
ストロング系しか選べん
非常にまずいことなんですが、もうストロング系のアルコール度数9%しか選べなくなっている自分がいました。
恐ろしことです。身体は<もはや味はどうでもいいから度数をよこせと言っている。
ちなみに宝缶チューハイを飲みました↓(宝酒造HPより)

これはアルコール度数8%です。飲んだときにあれ!薄くないですか??と思ってしまいました。もうなんか口の中がアルコール度数判定器になっている気がする。
実際8%ってビールよりも高い度数ですし、そこそこガツンとくるはずなんですが来ず。水のように飲んでしまった。甘さがなくて美味しいですけどね。
その後に飲んだアサヒ「もぎたてSTRONG」(アルコール度数9%)がやけに引き立ってしまいました。

ちなみにこのアサヒもぎたてSTRONGはうまかったです。キリンの本搾りチューハイのジューシーさに度数をアップした感じですかね。(分かる人はどれくらいいるのか?)
自分はぶどう味が特に良いと思っています。このパッケージがあんまりイケて無いために売れ行きが心配です。サントリーのストロングゼロがどうしてもこの市場を牽引しているため、売り場も脇にある気がします。
ストレスと酒を我慢の両立
今は酒を楽しむという状態では無いのが寂しいところです。メーカとしては味に訴求しているはずなのに選ぶ側はそれよりもアルコール度数を判断基準にしてしまっています。
一体何のために飲んでいるのか分からない。これじゃあ覚せい剤と一緒じゃないか・・・。そんな自分にうんざりしながら飲んでいます。
ただストレスを貯めないというのは大事なのでそことの両立が一番大事ですよね。
メーカの注意書きにこういうのがあります。
ほどよく、楽しく、いいお酒。
お酒は適量を。
お酒はなによりも適量です。
すごいむずいから。
みんな頑張ろう!