断酒の壁なのか?
断酒の効果は素晴らしいという話は本当によく聞くし、確かなことなんだろう。ただしかしこれって今までマイナスであったのがゼロに戻ることだということを分かっていなかった。そもそも酒を飲んでいない人は、断酒の効果をもともと得ている。もっと言えば元々タバコを吸わない人が、吸わない効果を実感していることはあんまりないのではないでしょうか?
断酒して2ケ月ほどたっています。酒を断つこと自体は何とか頑張ってきたのですが、何度かもう飲んだ方がましだという状態は経験しました。
断酒は状態異常をクリアする
断酒の効果は、パワーアップのような書き方ではなく、今ある体力などが元に戻るような状態でしょうか。RPGでいうと毒とか混乱ステータスが治るだけで、最大HPや力が増えて強化されるわけではありません。」
だから断酒に期待することは多すぎてもいけません。そもそもその毒とか混乱を治すだけでも大変喜ばしいことですし十分戦える状態になるはずです。
かといって断酒によって何か自分が変わるとかそういう効果はマジでないと思っておいた方がいい。今まで強制的に削られていた気力とかお金を違う方向にシフトできるアクセサリのような感じでしょうか。
ですからそもそものベースが弱いのであれば弱いだけであって、結局本人次第なわけです。振出しに戻る、というわけですね。
現実がつらすぎて。
この状態異常クリアをすると、やっと標準の自分に戻ってこれます。
しかしここで目を覚ましたからと言って最強の力が手に入るわけでは無いです。
そこの落差?にひどく落ち込むことも多いのではないでしょうか。これってもしかしたら離脱症状なの?教えてください。
酒の幻が抜けて何もかもが明瞭になってきていてそれがつらい結構当たり前だよね。だから離脱症状なわけはない。
一個自分で思うことはうつ病という可能性はないのかなと思う。自分で言っては世話ないと思うけれど異常な精神状態に時々なる。
誰に対しても心の中で攻撃的になっている。本当にひどいことも思うし、独り言のように口に出してしまうことも多々ある。死にたいなんてことも思うことも出てきた。
酒を飲んでいた時にはこういう症状は無かったかと言えば、そんなことは無い。その時にもあった。そういう時には酒で煙に巻いていたのだろうか。発散というか。ともかく今よりか頻度は少なかった気がする。
ということから断酒によって今の自分により向きあうことになるわけで、仮に病気であった場合はその症状が際立ってきたのかなと思う。
でどうしている?とりあえず生きる
と書いているのですが、過度な期待はNG。それはそうです。もともとの自分が輝いていたのであれば、それは喜ばしいですがね。
素直に今の抜酒状態を喜ぼう。現代の生活の中で酒を抜くっていうのは中々できないことではある。それはそれで素晴らしいと思うようにします。
ただスタートラインに立っている状態です。そして大事なことは比べない事。とりあえず今の時点では。どうしてもアイツはもうこんな状態だとか、比較すればきりがない。そうすると今の自分がやっと抜酒できているのにダメダメ人間に見えてしまう。そうなるとまた気分はどん底だよ。
数ある誘惑に勝てたんだと思って誇らしくするしかない。今でも酒メーカは昼夜にバンバンCM流すし、ネット広告も断酒で調べてる上から酒のCM売ってくる。
でも苦しいな現実は、現実の自分は。生きるのって厳しくて、つらいよ。