こればっかりは仕事冥利につきました。たまたま落合博満の公演を聞くことが出来ました。
テーマは人を指導するということ。
今66歳になってもお元気そうで静かに暮らしたいとのことです。酒と胃は丈夫それが取り柄とも言っておりました。
やってないことは教えられない
数々のプロ野球の監督の中で印象にに残る監督も多くはないでしょう。落合博満は自分にとっては監督として見ていたことのほうが多いと思います。
打者出身の落合は監督という現場の最大の権限を手にしましたが、ピッチャーについては経験がなく、やってないことは教えられないというスタンスだったようです。
落合の方針としてはやったことのないことには口を出さいないということ。
いろいろ監督は権限があるのであれやこれやと口を出してしまうようです。そうするとグチャグチャになって収集がつかない。
だからピッチングコーチに一任して、勝てるピッチャーを育ててとしか言わなかった。
目的は優勝すること
これはなんか思い出した。とあるシーズン前に目標を聞かれた落合は一言「優勝です」と回答。
これ以外の回答ありますか?と逆にインタビュアに聞き返していた。
落合は監督を要請された時に、優勝するため以外のことをすべて断っていいかとオーナーに確認されたみたいです。(いいよとのこと)
ですのでキャンプ中のスポンサーや記者などの会食も一切やらなかったみたいです。
だからかはわかりませんが、あんまりいいようには書かれていない印象ですよね。
そういう意味ではストイック。中でも山井がノーヒットノーラン直前でピッチャー変えてみたり、中々出来ない采配も多かった。
それは優勝が目的だったからでしょうね。
いろいろな方法を提案
人を指導する際に注意しているのはこういうことみたいです。
- いろいろな方法を提案しろ
- 指導される側の状況(年とか)を考える
いろいろな方法を提案
野球に限った話でもないですが、経験者指導方法を一個しか持っていない場合もああるようです。
だからそれがハマるやつは成功するけど、ほかの99人は潰してしまうという危険がある。
だからいろいろな方法を提案して、育てて行けとのことでした。正解はないと思え。
指導される側のことをかんがえる
指導される側の状況を考えるということはどういうことか。
普通は指導者は年上ですので今の立場からしか指導していないとのことみたいです。
実際に自分が選手であった時のことを思い出し、同じ目線で考えるということが求められるとのこと。
責任はとる
責任は取るから、コーチ達に自由にやらせていたとのこと。
自由と言っても監督の要求に対するアプローチが自由という意味です。
ただ最初に誓約書をかかせて、結構厳しくしていたと言っていたので実際は口をだすこともあったのかな・・・なんて思いました。
ただ責任は取るからということを何度も言っていました。