各社のプロテインバーの製造元事情が少々異なってきていることに気づきました。
一本満足バープロテインブラックなど低糖質、高たんぱくのプロテインバー競争が地味に展開されていますがそのフラグシップモデルのプロテインバーの製造者がメーカ自身の工場ではなくて、OEM生産になりつつあるようです。
製品名 | 販売者 | 製造 |
一本満足バープロテインブラック | アサヒグループ食品 | 若尾製菓 |
一本満足バープロテインストロベリー | アサヒグループ食品 | 平塚製菓 |
㏌バープロテインスーパー | 森永製菓 | 日本食材 |
プロテインバーシリアルチョコ | イオン | 日本食材 |
こんな感じです。イオンはそもそも製造者ではありませんので書く必要はありませんが、物によって様々です。シリアルチョコ(たんぱく質25g)は日本食材ですけれど、シリアルチョコ(たんぱく質15g)の方はスイーツ・スイーツというところが製造しています。
同じ製品ジャンルでも製造は様々です。
㏌バープロテインスーパーとイオンのプロテインバーシリアルチョコが同じ日本食材というところも興味深いですよね。
振り返ってみてみると上記のストイックな商品以前の通常の一本満足バープロテインやinバープロテインは販売社の工場で製造しているのですが、このように高たんぱく質、低糖質を追求するとOEMになる傾向があるようです。
これはどういう要因が考えられるのでしょうか?
- ①外部委託で大コケ防止
- ②製造が難しく専門の技術を持った工場が必要
勝手に推測するとこうなります。
①外部委託で大コケ防止・・・
そもそもこの商品のターゲットは少ないわけで、さらに高たんぱく質、低糖質を追求する人はさらに少ないと思います。ですから自社で専用の製造ラインを作ってまではコストがかかりすぎてできないのではないかと思います。
仮に失敗しても製造中止の指示を出せばいいだけですからね。
先の表にも書きましたが一本満足バープロテインの新味のストロベリーも平塚製菓というところに外部委託しています。
新味や極端な性能を持つ商品はリスクをさけるためなのか外部委託を行っているようにも見えますね。あるいは多くの製品がある中で製造の限界まで来ているため?なのかもしれません。
②製造が難しく専門の技術を持った工場が必要?
自社の工場の製造ラインでは対応ができない製品かもしれません。高たんぱく質、低糖質という性能を出すには難易度が高いため専業の工場が必要という可能性もありますね。
と書きながらもちょっと違うかもしれないと思うのも嘘じゃありません。
委託先の企業を調べてみるとどこもチョコレートや焼き菓子を製造している製菓企業です。一本満足バープロテインストロベリーを製造する平塚製菓や一本満足バープロテインブラックを製造する若尾製菓などは自社ブランドも持っている製造企業でした。
一方で日本食材については情報が非常に少なく本当にOEM専門にやっているような感じですね。
なかでも高たんぱく質製品のinバープロテインスーパーとイオンのプロテインシリアルチョコ(たんぱく質25g)が同じ日本食材であるというところにものすごい興味を惹かれます。
味に問題はありません
正確な理由は当の会社じゃない限りわかりませんが、様々な理由があるのでしょうね。OEMだからと言って嫌だとか、おいしくないとかは全くありません。むしろ同じシリーズの製品を違う製造者が作っているのにも関わらず同じような味を出せるのに驚きです。
一本満足バープロテインを例にとるとプロテインチョコ、プロテインストロベリー、プロテインブラックは全て違う製造会社で作られています。でも味さえ違いますけれど食感とか見た目は統一されています。
購入されるときにどの会社が作っているのかなんてことを思いながら選ぶのも、中々楽しいかもしれません。自己完結の遊びですけれどね。