自閉症スペクトラム(ASD)

Chioの発達障害の特集から知ったこと④

Chioという雑誌に発達障害の特集がされていましたので読んでいます。この雑誌はたまたま見つけたものです。

特集は「こどもの精神科医・心理士がこたえる 発達障害をめぐる19の疑問」(監修:石川憲彦)となっています。

19個の疑問に対して医師などが回答する形式になっています。特に専門用語も多くなく、対話形式のような書き方で進んでいきます。その中で自分の気になることをピックアップしていこうと思います。その④です。

テーマは「薬?トレーニング?将来は・・・?」

読んだ感想は、本人を生かす、能力を生かすということを念頭に置いて回答していると思いました。言葉では確かにと思うけれど実際に行うことはキツイこともあるとは思う。でもコンセプトは失わないことが大事。

障害というのは他者から見て「不便」ということなだけであって、その子の脳、特性にとっては「正しいこと」ということ。誰にとっての障害なの?という根本的なことも気づかされました。

一方で他者と共生は社会の宿命ではありますので、10歳程度までに自尊心、自己肯定感をはぐくむことが大切と説いていました。発達障害では自己肯定感という言葉がよく出てきます。それだけ自分を維持するのに必要な感情なんだろうなと思います。それは発達障害の人だけではないですね。少し長くなりそうだったので数回に分けます。

キーワードは自尊で、自分への自信がどんなひとでも必要で、それを自分でケアできるように育てていくことが必要と思いました。

薬って効くの?飲んでも大丈夫なの?

対処療法としては一定聞くが本来は不要

使う場合は、目標を定め、最低量で短期間のみ使うこと

(回答 石川憲彦 児童精神神経医)

薬は人間の行動を表面的に変化させるけれど、脳そのものの状態を基本的に変化させることはできません。

薬を使う目的は二つあるようです。まずはその人にとって正常に働いている脳の機能を強引に抑制するという目的。

発達障害の特徴を変化させるということになります。これはその特徴を他者にとって「不便なこと=症状=悪=抑える」ということと判断して薬で抑制することになります。このような投薬はその人の脳の一部を機能させなくするだけでなく、脳全体に大きな悪影響を与えてしまうようです。

ここまでする場合は自分や他者を傷つけてしまう場合に限ったほうが良いようです。

「社会や周囲から否定されることが多いと自尊感情が低下する可能性がある」という理由で投薬することはもってのほかだと石川医師は言っています。

自分の特性を否定し、自信をかえって失わせることにもなってしまうと言っています。自尊は自分の特性を否定しないことから生まれます。

問題が起こって少々否定的に落ち込んでも、全体の自分を否定しない。そういうように成長の手助けをするべきだと述べています。

周り、自分たちの生きやすさを優先するあまり、社会生活をスムーズに送ることを優先するあまり、かえって自分自身が否定され、自分に自信がなくなっていくということだと思います。

そうしないために人間関係や環境を変化させていく必要があります。発達障害は「その人が持っているパターンと、それが成長していくうえでいろいろなものと出会って、変化し学習をしていったかたちだから」

薬で変えてしまうというのはその人のこれまでを否定してしまう側面もあるというわけです。もちろん薬は必要なケースもあるでしょうし、どうしても使わないとならない場面もあるでしょうけれど、できるだけ使用せず、環境や人間関係で解決することが求められているようです。

 

 

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ダイエットと軽い筋トレでシュッとすることを目指しています。