自閉症スペクトラム(ASD)

本を読む 自閉症スペクトラムのある子を理解して育てる本⑤

社会性スキルと自律スキル

前々回に続いて第二章です。「自閉症スペクトラムのある子を理解して育てる本」を読んでいます。

第二章はASDの子供とのかかわり方を10のシチュエーションに分けて解説している章となります。今回は8~10までをまとめてみます。8~10は子供から発するコミュニケーションを伸ばすかかわり方がメインです。

前回も書きましたが、親が自分そのもののように考えすぎると親も苦しくなると思います。

私もいくつもやらなければならないことが出てきますがすべてはできません。できるものから、子供が困っているものから徐々にスタートしている感じです。

ASDの子の最終的な課題は社会性スキルと自立スキルの両立といわれています。どちらも最終的には子供自身の課題と割り切っています。ただそこのサポートは親の課題ですのでやれることはやっておこうと思います。

8.発信する力を育てる

ASDの子供はコミュニケーションが苦手です。それに加えて言葉の発達が遅れていたりすこともありますので、相手に伝えるということは大きな課題の一つです。

課題といっても様々なケースがあり、以下のように区別しています。

  • 言葉の発達自体が遅れている場合
  • 人に意思を伝えるために言葉をつかえない場合
  • 言葉を覚えたいという欲求が出てこない場合

うまく伝えられないとかんしゃくになったり、ストレスを抱える原因にもなってしまいます。ただ焦らずその子の理解に合わせて、どのように伝えればいいのか、伝える楽しさを知らせることが必要と書かれています。

その中でポイントは楽しい雰囲気で言葉の存在を伝えることです。

言葉の発達が遅れている場合は言葉の存在を伝えるような方法をとります。例えば赤い車だとか、物には名前があって言葉で表現できるということを伝えていくわけです。

また、伝え方がわからないだけの場合もあります。そういう時にはサポートに入り、こういう時にはこういうんだよと見本を見せると使い方を覚えていきます。

言葉が苦手な子供には、子供自身が絵や写真を使って意思を伝えるということも方法です。

わが子も言葉に不安があり、音で意思を伝えることがまだまだあります。例えばイヤということも手でバツ印を作ってブブーということもあります。それはそれで子供らしくていいんですけど、言葉で伝えられるように後から「ダメ」とか「イヤ」と言おうとフォローしています。

9.得意なことや興味を生かす

かかわりのポイントは苦手の克服以上に得意に注目。

ASDの子供はその特性で定型発達の子と比べてできなことがどうしても目立ってしまいます。できないことをできるようにすることは大変重要ではありますが、一方で子供へのストレスもかかってしまうのも二次障害が心配になります。

ですから興味のあることや得意なことを褒めてあげて、達成感を得られることもその子にとって良いことです。自己肯定感を得られることはコミュニケーションをとるうえでも有効に機能します。

わが子も家の外だと自信がないのかあまりしゃべらない。よくよく聞くと間違うのがいやだと言っていた。間違ってもいいことと自信を持てるようにサポートしていきたいんですがなかなか難しですね。

その得意なことを起点に苦手なことをフォローしていくことも方法の一つです。電車が好きなら、駅の名前を書いて文字を練習するなどなど。

10.自分でできることを増やす

身の回りのことをするのが苦手な子には、自分でできることを増やしていきましょう。

ASDの子供はこれから何をするべきかや、同時に何かをすることができない、手先が不器用などの理由から自分のことをなかなか自分でできないことがあります。

そのため周囲の大人が補助もしくはすべて行ってしまうことも少ないと思います。ただ将来的には子供自身が困ってしまうことですので徐々にできることを増やすようにしていく必要があります。

ただいきなり、さあやってみてと言われても子供もできませんので、一緒にやりながら徐々に手を引いていくようにしていきます。

そして自分の力で少しずつできるようになったら褒めて、本人のやる気や自己肯定感を高めていくことでより意欲が増していくことが期待できます。

一人でできるようになっていくうえで大人によるサポートに加えて、目で見えるイラストで自分がどう動けばいいのかを理解させる方法もあります。

最近では外のトイレでも細かい手洗い方法がイラストで表現されています。そういう感じのものです。

また片付けの場合はただケースにしまうということだとわかりにくい場合があるので、ケースに片付けるものの絵をかいておくなどですぐに理解できるような工夫もできます。

また文字を読むのがまだできないこともあるため、自分を表すマークを付けておくことで自分のものということがわかります。わが子も幼稚園の手提げなどに自分の名前代わりに新幹線のマークを付けて自分のものだとわかるようにしています。

でもすぐには一人でできないのは当然です。途中でイヤにならないように、少しずつできるようになっていく過程を繰り返し褒めていくことが大切です。

まとめ

第二章は10個のかかわり方を紹介していました。中には当てはまらないものもあると思います。

このASDという障害は二次障害を引き起こさないように気を付けていかないといけません。子供本人が困っていることを優先的に助けていくことが必要だと思いました。

周りの大人が周りの目を気にして、子供の困りごとの優先順位を間違えてしまうとストレスが長く続いてしまいます。

ですので子供をよく見てどういう状態なのかを気にしていくことがはやり大切だと感じました。毎日のコミュニケーションを大事にしたいですね。

 

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ダイエットと軽い筋トレでシュッとすることを目指しています。