こんなことってあるの?子供って儀式的なルーチンにすごくこだわっているのがよく分かった。この日の夕ご飯にキウイフルーツがあった。これは子供が好きなもので出たら喜んで食べている。
ただ今日はどうもうまく行かなかった。なぜなら自分のフォークで上手く刺せなかったから。それをさせないことですごく怒っていた。
確かにこの日のキウイフルーツは熟していて少し身が崩れやすい感じだった。
ただフォークって刺すだけじゃなくてすくえるじゃないですか?それを大人がやってあげても全然食べない。目の前にキウイフルーツがあるのに全く食べずに大泣きする。
こりゃ何でだろう。ASDの子はルーチンが大事といいますが、ここまでこだわることってあるかね。だって食べれば同じのような気が。
結局は奥さんに食べさせてもらっていたけど、自分の思い通りのやり方じゃないととても混乱するらしい。
あとはこのやり取りの途中で、「ごめんね」と奥さんに言ったんだけど(多分上手くできなくてごめんね、だと思う。)、奥さんは頭にきていて聞き入れてくれなかったのも子供的にはショックが大きかったんだと思う。
小さなつまづきから大きなパニックになってしまうのが我が子の特徴の一つなんだろう。プラレールでもレールを上手く繋げられないと、そこから怒って(怒り狂ってといったほうがいいかな)、壊しちゃうこともある。
我々は如何に子どもの小さなつまづきに気づいてあげられるか、子供はその小さなつまづきを上手くクリアできる様に考えるかということなんだと思っている。少し手助けしてあげれば良いものを、すぐに助けてしまうし結局は子どもの成長を阻害しているのかななんて思うこともある。
パニックになるといくら話しても聞き入れてくれないこともあるし、そのタイミングと手伝い具合がとても難しいと思うこの頃です。
こういうところは療育の先生や保育園の先生のほうが得意だろうなと思う。子供も全力で甘えないし、先生も完全には助けないから上手く伸ばしていくようにしてくれている。
だからとても感謝している。そのスキルをほしいなと思う。子供も家と外では態度が全く違うし厳しすぎるのもどうも可愛そうだなとか思うんだけど。
こういうのは小さなつまづきから上手くクリアできた時や少しでも上達していたら褒めて、肯定してあげるのがミソなんだろう。
この日の子どものごめんねが聞き入れられないのは多分、すごい否定されたと思ってきつかったんだなと思う。
やはりスモールステップしか無いですね。