ASD(自閉症スペクトラム)のわが子(年少)が4月から進級して年中になります。
年を取ればまぁ当たり前なんですけれど、我々には緊張の一瞬でした。
ASDの子供をそのまま受け入れてくれるのかと言うのが喫緊の課題で、年少は担任の先生プラス副担任がいてサポート充実だったから、なんとかやりきった。けれど年中は担任の先生は1人だけです。
そういう中で先日幼稚園側から成長具合と今後の相談として話し合う機会を設けたいとのことでした。
結果的に加配をしてもらえることになって本当にありがとうございました。
けれどその面談までは色々とアレヤコレヤ考えていたため、あっけなくて少し肩透かしのような気分でもありました。
面談ってなんの??
面談と聞いてどんな事を言われるのか?しかも、わが子だけだからやっぱりASD絡みの話なのはわかっていました。こうやって進む道が定型発達の子と別れていくのかなとも思ったり。
我々は面談と聞いて3っつのことを想定しました。
- 年中は担任が1人になるから頑張ってください
- このままでは幼稚園についていけないかもしれない、他の幼稚園なりを検討して
- 加配したほうがいいですか?
正直に言うとこれは想像順です。考えれば考えるほど②の答えになっていきました。でもそこは粘らないように、サクッとわかりましたと言おうと思っていました。
合わないのを無理に続けていたって困るのは子供ですから。次はどこになるのかなぁ?
あそこなら受け入れてくれるかもね。なんて話も奥さんとしていました。
制服とかせっかく買ったのにさ、もったいないとかそんなことも話していました。とにかく半分くらいは退園かもなと諦めていました。
いざ面談へ・・加配はいる?
面談は奥さんと幼稚園側の先生とで行きました。自分も行こうかなと思ったのですが奥さんに一人で言ったほうが話しやすいと言われてそうなりました。
話としては、結局考えすぎなのはこちらで、我が子を両親から見て加配は必要なのかどう追う思うか?ということでした。
幼稚園側もそこまで考えすぎているような感じで、我々両親の意向を聞いて対応ができるかを判断したいようでした。
今の我が子はどうしても指示が通りにくいのが徐々に出てきました。他の子と同じ行動はワンテンポ遅れてできるんですが、自ら支持に従って動くのは苦手です。
家では全然そんなことはないので、幼稚園の動画を見せてもらって少し納得しました。ボーッと立っていることが他の子よりは多いなぁ。ボール遊びも積極的に触りにいかないし、近くに来てもボールの存在に気づいていないくらいにスルーしていました。
加配をつけてもらうことへの遠慮は不要
加配は立派な発達障害への支援の方法です。ですので我々の中でよくある
「なんか手伝おうか?大丈夫?」
「いやいや自分でやってみますので大丈夫です!」というものではありません。
成長真っ只中の子供にしっかり伝えられるようにする支援は絶対に必要です。そこを遠慮して大丈夫です・・・とか言ってしまったら子供が困ります。(先生も困ると思いますし。)
自分なんかは最初はそんな感じで思っていたことがあって、奥さんが即決で「加配はつけてもらうわ。」と言ったのは少し驚きました。その後自分でよく考えればそれが正解だなと。
こういう制度は先にお願いしておかないと、途中からは多分すごく難しいと思います。しかもお願いしてもそうなるとは限りません。
加配の先生も幼稚園側の負担も増えます(補助はあるようです。)それをどこまで許容できるかとか、そもそもひとを確保できるかということもあり、先手がまずは大事なようです。
そして加配OKの連絡
その面談の何日後かに加配の先生を一人つけてもらえることになったと連絡がありました。良かった。
加配の先生は一対一ではなくて数人に対して加配の先生が一人というバランスのようです。ですので、我が子の幼稚園にも加配を要望している子がいたのかもしれません。そこまでは教えてくれませんでしたが。
これで終わりじゃない・・・
ひとまずホッとしたはしたのですが、これからの我々が担う教育はより大変なのかなと思います。言葉も遅いし、発音も甘いからどうやって言うのがいいのかは手探りですね。
ただ定型発達と比べるのはNGということを頭に入れておかないと、ダメ出しばっかりになってしまいます。
褒めることがまずは一番大事ということですので、とにかく褒めまくっています。今日はお店でありがとうございましたが言えたので、褒めました。(すごいね!とか言ってあげる)
それで本人が喜んでいるリアクションはありませんが、自身の積み重ねで、できることが増えればいいなと思います。
起こるより褒めるほうが、自分の心的にも健全です。年中を楽しんでほしいです。
おわり